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ウェブショップ BOOTH 開設しました

 パネル装の上に加筆をし、一点ものとして仕上げた作品を今まで展示販売していましたが、よりお気軽にフラクタルアートを手にとっていただきたくプリント販売のウェブショップを開設しました。


BOOTH 黒江湖月 Art Works

 プリントには8色の顔料インクを用い、RGBモードでのコンピュータディスプレイの発色を忠実に再現しています。また水彩用紙風の紙に出力しているため作品の有機的表現が生きていると思います。

 ぜひお手元に置いていただき、異世界への小さな窓をお楽しみください。

 作品によってはA3サイズ、A2サイズの制作も可能です。プリント化して欲しい作品のリクエストも歓迎です。

 どうぞお気軽にご利用下さい。

 
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「千の陽よりも燦然と」




 2014年「第十回ベラドンナ・アート展」出品作です。

 随分昔、英国のパンクバンド、キリング・ジョークのアルバム " Brighter than a Thousand Suns " を繰り返し聞いていた時期がありました。日本版タイトルは『漆黒の果て』でしたが、自分流に翻訳したものが気に入って、いつか何かに使いたいと取ってあったのでした。


 今回、絵の構成段階で改めて英語タイトルを検索してみました。
 そして拾い上げられてきたのが

" Brighter than a Thousand Suns "  Iron Maiden
" Brighter than a Thousand Suns: A Personal History of the Atomic Scientists "


 正直、これは軽い気持ちで取り扱っていいフレーズではないと、特に東日本大震災の災禍も生々しい今、「気に入ってるから」だけでつけていいタイトルではないと認識しました。



 構成を見直し、含まれる意味や描かれるイメージを検討しなおし、作品化しました。
 ただ、気持ちだけ空回りして「絵」としてクリアすべきことがなおざりにならぬよう何度も頭を冷やしつつ。




 出来上がってみれば「・・・・全然力不足」と落ち込むのはいつものことですが、いろいろなところで得られるものも多く、次にまた繋げます。


 技術的には2つのフレーム画像からの構成、GlynnSimバリエーションの扱い、F△、Photoshop処理の塩梅。そして展示作品としてのアナログ画材での表現。いずれもまだ改良の余地がありすぎです。展示会場で身に染みて感じたことなども。









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夜空を越えて



 ギャラリー アートスープ「夜空と星の展示会」出品作の一点です。

 GlynnSimというバリエーションを使ったフレームですが、なかなかクセがありバグも多く、64bit版Apophysisでは描画対応不可と撥ねられさえします。比較的安定している15b32bit版で製作しました。


 「夜空と星」というテーマを思ったとき、それらを眺める主体は地球に足をつけていることが多い気がするなぁと考えたのが、この絵の始まりでした。大気の底、重力の井戸の底から仰ぎ見ている視点。でも、そこから遙かに上昇して夜空の只中へ入り、そこからさらに彼方を見る絵を描きたい。そんな動機で出来上がってきたのがこの絵でした。


 展示作品は透明水彩、岩絵の具、雲母により仕上げを施してあります。
 今回、どうしても出力調整で色が上手く出ず、それを逆に利用する形で透明水彩で深みを加えてあります。デジタルデータでは見つけられない色味も展示作品には多く出ているはずです。



 「夜空と星の展示会」ギャラリー アートスープ様 3月20日(木)〜4月1日(火)
 お近くにお越しの際にはぜひ一度お寄り下さい m(_ _)m




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はるのちから


  'Gnarl ' スタイルでの制作。
 このタイプのフレームを使うとフラクタルらしからぬ不定型の画像が出来てきますが、どよどよとした春の再生の蠢きにこれほど似つかわしい姿もあるまいと、去年に引き続き作品化してみました。

 技術的には特に目新しいものはなく、描きたい図像を出すためにひたすら細かい調整を粘る根気勝負のフレームでした。甲斐あってか、去年のものよりは可愛げのある出来になったような。


 例によって アモーレ銀座gallery 「花春展 - 春 - 」 http://amoreginzagalleria.blogspot.jp/2014/02/3.html  にて展示しております。




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朧月夜



 似たタイプの画面でもフレームを調べてみるとまったく基礎構造が異なっている場合もたまにあります。この絵を描くきっかけになったフレームもそうでした。
 たぶんこういう技法だろうなと見当をつけて、公開されていたフレームを覗いてみたら、あらびっくり、思いも寄らない方向からのアプローチでしばし絶句。こういう発想の出来る人ってすごいと敬服するとともに、自分の固定概念の狭さに深く反省もいたしました。
 
 その基礎構造を少しお借りして、「花春展」の花作品を描いてみました。
 かすかにハープの音が聞こえるような、そんな画面に出来たのではと思います。

 明暗のコントラストをくっきり出したかったので出力は久しぶりに写真用紙に。「作品に入っていけない感じがする」と以前言われ写真用紙系は避けていたのですが、画材紙系だとこういうコントラストの強い絵は出づらいように思われます。加筆は油彩です。ルソルバンと速乾メディウムを使って一日で乾くようにしました。


 どなたかのお心に届きますように。
 アモーレ銀座gallery 「花春展 - 花 - 」 http://amoreginzagalleria.blogspot.jp/2014/02/3.html  にて展示しております。







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La bête du Gévaudan- ジェヴォーダンの獣 -
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第9回「ベラドンナ・アート展」雑記
 今年から変えてもらった薬の効きが若干良いことと、ツイッターで拝見するスタッフさんや作家さん方の熱気が凄いことに背中を押されて、4月20日土曜日、東京都美術館に第9回「ベラドンナ・アート展」を見に行って参りました。

 
 内心、戦々恐々。
 作品の出来云々ではなく(そちらはもう、出来ることは全部やって出してしまった後なので、もう仕方ない)、やはり花粉のつらさへの恐怖心でした。
 でも絶好の曇天寒気。お天気のカミサマの思いやりだったのでしょうか。

 新幹線で東京に着いて次はナントカ線(よくわからない・・・)に乗り換え、上野で下りて駅を出たすぐに広々とした敷地と森と大きな建物と、小旗を揺らしたガイドさんに引きつれられた団体旅行さんの群れ、群れ、群れ。
 
 「上野公園て、公園て、パンダのいるところかー!」
 
 ・・・・・東京に縁のない地方在住者なんて、こんなもんです。
 もちろん、公園にパンダが走り回ってるわけでも、パンダしかいないわけでもないです。なんとなく名前だけは知っていたという施設や建物がいくつもあるんですね。何と!東京芸大もあったよ!! ←受験ターゲットには全然入ってなかったのでまるで知らなかった某芸大卒業者


 
 公園入り口に設置されていた総合看板のひとつに、ありましたありました。
 
 すごいなぁ、ダ・ヴィンチ展と同じ並びですよ。
 そこに出品させていただいてるんですよ、私。嘘みたいです。
 
 

 
 ナンデスト!!?
 
 爬虫類好きの煩悩直撃の展示もあったようで、来て早々に脇道にそれそうでした。日帰りなんて、もったいなかったですね・・・
 
 

 
 都美館エントランスには写真ではおなじみのメタルな球体が。
 お天気のいい日には青空がうつりこんで、森の緑や地面のタイル模様との対比が美しそうです。
 入り口はエスカレータで下りた地下に。
 

 
 入って左手にUターンして突き当たりから1階に上がり、そこが「ベラドンナ・アート展」会場でした。
 
 
 華やかで、みっしりと密度の高い、素晴らしい展示でした。
 誤解を恐れずに言えば、技術的なレベルの差は各展示者さんを比べてみれば大きくありました。しかし、だからといって、では技術がつたない作品でここに展示される力のないものがあるかと言えば、ひとつもない。
 
 ○○に比べてこれは素晴らしい、とか、××と比べてこれは良くない、とかの表現が、いかに虚しく無意味で愚かしいことか、一つ一つの作品の放つ光が見るものにそれを実感されてくれます。
 
 上手いだろう!(ドヤ
 この感性が社会規範に挑戦を云々かんぬん(ドヤ

 のような、鼻高々、あるいは理屈でけむに巻いてやろう、な姑息な作品もどこにも見あたりませんでした。
 
 これがどんなにすごいことか。
 アートの展示を見たことのある方ならわかっていただけるのでは、と思います。
 
 
 長時間展示室にいましたが、見ても見ても見足りない。もう一度あの作品見てみよう、と戻ると、また違う発見があり、時間がどんどん過ぎていきます。学ぶことだらけで、流し見が出来ませんでした。どの作品にも作り手さんたちの生の姿が写し込まれていました。
 
 
 そんなわけで、見るのに一生懸命で、自分の作品写真がありません。
 自分の作品を客観視して得たもの、気付いたこともたくさんありますが、それは私ひとりの胸にしまってこれからの制作に活かしていくよう努めます。
 
 
 
 
 納得の授賞式を終え、都美術館から銀座のアモーレギャラリーさんへ。「プチ・ベラドンナ展」が開催されています。
 

 
 開催初日にお買い上げが決まり、旅立ちの日を待つばかりの私の作品。
 こうして飾っていただくと、家で見るより随分とよそ行きの顔をしています。
 
 
 
 いい展示に参加させていただいて、よかったよね。
 
 キミともうひとりの大きい子がパスポートになってくれたおかげだよ。
 先方さんで大事にしてもらうんだよー。
 
 
 ひとりギャラリーを守っていらしたNoahさんと少しお話して帰途につきました。
 
 
 お留守番していてくれたダンナさんには特別おいしそうだったごーかな駅弁をおみやげに。(お相伴させてもらったらほんとにおいしかったよ!
 
 
 名古屋方面も雨降りで、花粉はずっと今日一日お休みしてくれました。
 
 
 
 さて、来年もここに来られるようによきものを生み出そう。
 お忙しい中、長時間話し相手をしてくださったsioさんすぎ山さんはじめスタッフの皆様、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
 
 行って良かった。
 また次へ (^o^)






追記
 個人的に、圧倒されたのは小金井ケイコ様の大作群でした。
 鍛錬を積んだ者のみが出せるカミソリのような線に全身が泡立つようで。絵を描くということは、こういうことか、といつまでもいつまでも、作品の前から離れることが出来ませんでした。
 
 


 
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「ベラドンナ・アート展」二回目

 
 
 去年の初出展の際の記事を見返してみましたが、「出します」という一記事だけ。あっさりしたものです。
 でもかなり葛藤したなぁと、清水の舞台から身投げするような気持ちだったなぁと今にして思い返します。
 
 dAではDaily Deviationに選ばれたりして、それなりに好いてくれる方もいるのですが、フラクタルアートがあまり認知されていない日本ではどうだろう。何かよくわからないけど綺麗だね、くらいは思ってもらえるだろうか。あれこれ理屈こねず、きれいなものはきれいだから好き、と感じてもらえるなら、それで充分なんじゃないか。そこから興味持ってもらえるなら、そういう人がたった一人でもいたのなら、出した甲斐があるってものじゃないか。
 そんなふうに考えたような気がします。
 
 
 出してよかった。
 そして今年もまた出させていただけることになりました。
 
 
 
 画像は出品作。
 大きい方が東京都美術館に、小さいサムホールサイズは同時開催の「プチ・ベラドンナ展」にお目見えします。いずれも顔料インクプリントの上に岩絵の具で描き込みがしてあります。
 岩絵の具の風合いはフラクタル画像によく合うようです。鉱物の結晶を砕いたものですから、数式で出来ている画像と相性がいいのかなーとぼんやり考えたりします。J.G.バラードの「結晶世界」を一度ちゃんと読んでみないとなーとか。(実はバラード苦手・・・
 
 
 生々しい画材である油彩もまた長く続けたいです。
 いつか油彩とフラクタルと岩絵の具を全部組み合わせて世界が作れないかなーとも思います。第何回かのベラドンナ展に出せるように追いかけてみたいです。




 ベラドンナ展、プチ・ベラドンナ展の詳細は以下からどうぞ。

 
 第9回ベラドンナ•アート展@東京都美術館&プチ★ベラドンナ展@銀座

 
 春のうららかな日差しの良き日にどうぞおはこびくださいませ
 m(_ _)m







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初めての油彩



「油彩は時間とともに石化する絵の具と言えます」

 ツイッターでかけていただいたイメージ豊かな一言が背中を押してくれました。

 そうか、あの臭くてベタベタした絵の具も、時と共に描き手の思いと見る人の世界を取り込んで石と化していくんだ。
 ちょっとJ.G.バラード的な光景が一瞬で広がりました。それまでの、かすかな悪印象もそれで払拭されてしまった気がします。
 
 
 そこからは来た波を逃がさないように道具を揃え、仕事場の隅に片付けられていた絵描き用道具を引っ張り出し、展示にエントリーしと一気呵成。何か新しいことを始めるときはぐずぐずしていてはイケマセン。とりあえず始める。話はそれからだ。

 画像は作業エリア。
 仕事部屋が只今夫の寝室に化けているので、私は居間で店を広げています。
 左に写っているイーゼルなんて、中学生の頃母がスーパーのポイントをためてもらってくれたものですよ。物持ちのいい自分にバンザイ。
 
 小瓶の画溶液もいろいろ買ってみました。本来は自分で好みに合わせて作るものらしいですが、手始めは既製品で。
 
 

 油彩の性質や特長をつかみたくていろいろ試すほうに気を取られ、絵としては表面的に終わってしまった気がします。
 たぶん、ここからつっこんでいって初めて「絵」になるんだろうなと。
 恥をかくことも経験に。
 
 作品はアモーレ銀座gallery様の「乙女と春蔵の絵具物語SERIES2」4月1日(月)〜7日(日)にて展示されます。
 お恥ずかしい限りですが、初めてでもこのくらいは描けるものなんだなぁと、油彩やってみようかなと迷っている方の一助にでもなればと思います。






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初めての油彩



 水彩から始まって、アクリル、日本画絵具、合間にパステルや色鉛筆でも描いてきました。でも、油彩だけがぽっかりと穴が開いたように未経験。
 受験生の頃、画塾で油彩コースの部屋だけが気絶しそうに臭かったこと、キャンバスの上で絵の具をこね回すような描き方をする人が多くイマイチ惹かれなかったことが理由だった気がします。

 そうはいっても伝統技法。
 絶対おもしろくないはずがない。
 このまま手つかずのまま死ぬ(!)のももったいない。




 というわけで、ご縁の出来たアモーレ銀座gallery様お薦めの「春蔵絵具」さんを中心に描き始めたのでした。
 
 
 とにかく、乾燥時間のコントロール、手始めの難関はこれにつきます。
 春蔵絵具は製法のためかとにかく乾くのが遅い。「乾燥10日」などとチューブ裏に記載されている色すらあって目を疑いました。こんなの、そのまま何の手も加えず使っては、乾き待ちしている間にこっちの寿命が尽きます。
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